■メタボリック症候群U
磯子中央・脳神経外科病院副院長 医学博士 土田隆氏
●中性脂肪・コレステロールについて
中性脂肪・コレステロールはどちらも体内の脂であり、
増えすぎると動脈硬化が進む。
そして、高血圧・高脂血症・肝臓病・狭心症・心筋梗塞・脳梗塞の危険性が
高まる。特に中性脂肪はコレステロールよりも動脈硬化になる可能性が高い。
土田氏コメント「コレステロールは体内で悪玉菌に変わり、
それが酸化することで動脈硬化の原因となるが、
中性脂肪は血管内ですぐに動脈硬化を引き起こす原因となるため、
防止できる時間が短いので注意が必要である。
また、中性脂肪は検診で正常値でも、
食事によって変動するものなので過信するのは危険である」。
◇中性脂肪の原因
中性脂肪が体内で増えるのは、脂質あるいは糖質の摂りすぎが
主な原因である。
理想の栄養バランスとしては、
脂質1:たんぱく質2:糖質3の割合で食べることが望ましい。
◇食事が「糖質に偏る人」のたんぱく質の摂り方
「豚ヒレ肉(80g)」を「ゴマ」と一緒に摂ると良い。
たんぱく質を摂取するのには、脂肪を燃焼させるビタミンB群が必要だが、
豚肉にはそれが豊富に含まれているため。
また、ゴマはゴマペプチドという成分を含み、
たんぱくの吸収を大いに助けるからである。
さらに食後に「コーヒー」と飲めば、コーヒーに含まれる
カフェインとクロロゲン酸が脂肪の燃焼を助けるので、さらに効果的である。
◇食事が「脂質に偏る人」のたんぱく質の摂り方
「プロセスチーズ」を摂ると良い。
プロセスチーズにはたんぱく質と脂質の両方が含まれており、
特にタウリン酸という脂肪分は、体内で中性脂肪になりにくく、
他から入ってきた脂肪分の分解を促進する働きを持っている