■マグネシウム
●現代人のマグネシウム不足
現在と50年前を比べると、食の変化によりマグネシウム摂取量が
減っている。 様々な病気を防ぐためにも、身近な食材で
マグネシウムを摂ることが大切である。
<さまざまな病気を防ぐマグネシウム>
●心臓病、突然死を防ぐ摂取法
マグネシウムとビタミンB1がバランス良く含まれている「穀類」の
摂取がより効果的である。
◇より効果的な摂り方
【そば】と【そば湯】の組み合わせで摂ることが良い。
そばにはマグネシウムとビタミンB1の含有量が他の穀類よりも多く、
バランスよく含まれており、そば湯はその栄養素がふんだんに
溶け出したものだからである。そば湯にはすりごまを加えて飲むと、
ごまのカルシウムが腸でのマグネシウム吸収効果を高めるので、
一緒に摂ることが望ましい。さらに、
そばには血管の弾力を保つ成分であるルチンも豊富に含まれている。
●糖尿病を防ぐ摂取法
・マグネシウムの摂取量が多いと糖尿病の発症危険度が20%低くなる
(Song Y et al調べ)
・マグネシウムを充分に補うことで軽症糖尿病患者のインスリン
(血糖を下げる唯一のホルモン)の働きが改善された
(横田邦信 博士調べ)
◇適した食材
マグネシウムと食物繊維が豊富な「野菜類」の摂取が効果的である。
野菜類の摂取量が多い人は、糖尿病発症の危険度が約50%低いことも
わかっている。
【かんぴょう】
マグネシウム、カルシウムだけでなくカリウムも豊富なので、
野菜類の中でもより効果的な成果が期待できる。
ただし栄養素が溶け出している戻し汁も料理に使う事が大切である。
代表的な調理例として「かんぴょういなり寿司」「かんぴょうの卵とじ」
を紹介。
●骨粗しょう症を防ぐ摂取法
・骨粗しょう症の予防、骨密度の改善には、マグネシウムと亜鉛を
一緒に摂ると効果的であることがわかった。(米国・ニューヨーク大学調べ)
◇適した食材
マグネシウムと亜鉛が豊富に含まれている「貝類」の摂取が
効果的である。
【カキ】
マグネシウム、亜鉛ともに他の貝類に比べて含有量がとても高いので、
最も適していると言える。特に生のままで、
かんきつ類の汁を加えて食べるとさらに効果的である。
かんきつ類に含まれるヘスペリジンという成分も、骨密度を高める
効果がある。代表的な調理例として「カキフライ」「酢牡蠣」など
を紹介。
●脳の老化を防ぐ摂取法
・マグネシウムの積極的な摂取によって脳神経が活性化し、
脳の老化を予防。記憶力や学習能力が高まることがわかった。
(埼玉医科大学調べ)
◇適した食材
【コーヒー】
最も効果的なマグネシウム食材は、1日3杯の「コーヒー」である。
特に「インスタントコーヒー」は凝縮されているぶん、
通常のひいた豆のコーヒーよりも約7 倍のマグネシウムを含んで
いるため、最も適している。自然塩を少量入れると味も
まろやかになり、イライラしている時に飲んだ場合、
ストレスによるマグネシウムの損失を補うので、より効果的である。