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機能性食品

国内外の食品メーカーや医薬品メーカーの約600社が参加した
「食品開発展2006」で、いまや一般家庭にも普及したといえる
コエンザイムQ10に代わる、新たな機能性食品の発表について紹介。
各企業のブースで目立っていたテーマは「ストレス」や「疲労」に
ついてであり、これらを解消させる為の新たな成分が多数発表されていた。

●発表された主な成分

・ミルクペプチド・・・牛乳から抽出されたもので、安眠効果を目的とする。
・カツオギャバ・・・カツオに含まれるアミノ酸の一種で、ストレス解消や
血圧を下げることを目的とする。
・アスタキサンチン・・・鮭やヘマトコッカスという藻に含まれる成分で、
疲労回復や美肌効果が期待できる。
・カルノシン・アンセリン・・・鶏の胸肉に多く含有されている成分で、
持久力が向上すると言われている。

◇アスタキサンチンについて

食品とは異なる業種のYAMAHAが、アスタキサンチンを含んだミックス
フルーツ味など、飲みやすいように加工を施した飲料を開発している。
すでに量産体制に入っており、10月末より全国的に発売される予定である。
アスタキサンチンはポストコエンザイムQ10とも言われており、今年の
市場規模は去年(4億)の倍の、8億円が見込まれている。

◇カルノシン・アンセリンについて

日本ハムがつくば市に専用の研究所を設け、カルノシン・アンセリンを
含んだ食品や飲料を開発中である。
リポーターが室内用自転車をこいで(20秒)実験したところ、飲料を飲む
前の持久量は713Wだったのに対し、飲んでからこいだ持久量は739Wと効果が
みられた。日本ハムの調べでは、長く運動すればするほど効果が高くなると
いうデータも取れており、今年大躍進をした日本ハムファイターズの選手にも、
春のキャンプから使用してもらっているという。

日本ハム主任研究員 大石泰之氏コメント
「カルノシン・アンセリンはスポーツ選手のみならず、
週末に運動する人や日常でも使ってもらえるサプリメントやドリンクの原料
として使ってもらいたい。
今後は疲労回復をキーワードに、食品メーカーと共同で商品化を目指したい」。

●大学発ベンチャー

東京海洋大学(東京・港区)では企業との共同開発に力を入れており、
今年3月に「抗疲労研究所」というベンチャー企業を大学構内に立ち上げた。
ここでは主に、持久力を向上させる抗疲労作用を持つ食品素材の評価を
行なっている。

◇研究所内で新たに注目されている成分

・コロハ・・・カレーのスパイスで使われるマメ科の植物である。
マウスで実験したところ、コロハを食べているマウスは食べていないマウスに比べ
持久力が高く、その効果は食べ続けることによって上がり続けている。
今後は食品などに含められるよう開発中である。

東京海洋大学大学院 海洋科学技術研究科 客員教授 矢沢一良氏コメント
「今まで持久力や抗疲労というと、中年男性のドリンク系やスポーツ用と
市場が狭かった。
今後は受験生や妊娠中の女性など、衣食住全般で大きな市場になると思う」。


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